お部屋の断捨離していたら、
4か月程前、富山県に行った時に、
ふらっと入った古本屋で買った画集が出てきました。
買ったものの、まだよく見てない。
表紙の「髪を編む少女」がとても可愛くて、
ついつい買ってしまいました。
この時は、アルベール・アンカーさんのこと全く知りませんでした。
「髪を編む少女」
「編み物をする少女」
見ると編み物をする少女がよく描かれています。
日常の生活を切り取ったような人物画。
「新聞を読むおじいさん」
「新聞を読む農夫」
このおじいさんのタッチも好き。
「マリー・アンカーの肖像」
マリー・アンカーは、アルベール・アンカーの次女。
とても凛々しい表情。
「ベットの中の二人の子供」
子供たちの表情がとてもいいです。
アルベール・アンカー(1831ー1910)は、スイスの国民的画家。
スイス中央部のインス村で暮らし、
パリを行き来しながら、パリのアトリエで描いていたようです。
陶器の絵付けをしていた時期があって、
「アンカーブルー」と呼ばれたみたい。
アンカーの絵を見ていると、
少しフェルメールの影響も受けているような光と影が描かれているものもあります。
アンカーは、6人の子供のうち、
2人の息子を幼くして亡くしているのですが、
その子供たちの亡くなった姿を絵に残しているのがとても印象的でした。
紹介できませんが、この他にたくさんのインス村の子供たちなどの
幸せな日常の風景・家族愛。
アンカーのこともっと知りたくなってきました。
本に、元の持ち主のアンカー展のチケットの半券と、
その時に購入された同じ柄のポストカードが2枚入っていました。
どういう経緯で手放されたかわかりませんが、
なんとなく立ち寄った古本屋で、こうして出会えてよかった。
断捨離中で疲れていたので、とても癒されました。